2021/07/21に遂にリリースされました。IE11サポート対象外となったのWordPress5.8
最大の特徴として、IE11サポート対象外だということです。
IEサポート対象外ということはどういうことでしょうか?
それは、IE11の環境下での動作保証がないということです。
つまりIE11でWordpressの管理画面で見たり、公開側を見ても表示が崩れていたり、正しく動作しませんよということになります。
IEを輩出しているMicrosoftですら利用をやめるように発言しています。
https://social.msdn.microsoft.com/Forums/ja-JP/47290e24-fc66-4d3e-a2de-429643758d40/internet-explorer-12398201702446012395123881235612390?forum=edgeiesupportteamja
それでは早速Wordpress5.8の変更点と新機能を解説していきます。
WordPress5.8の新機能・変更点
- WebP対応(新規追加)
- ブロックウィジェット(変更)
- デュオトーンフィルター(新規追加)
- PDFの埋め込み(新規追加)
- リストビュー(変更)
- ブロックエディター(変更)
- ブロックツールバー(変更)
- グループブロック(変更)
- カラムブロック(変更)
- テーブルブロック(変更)
WebP画像対応(新規追加)
次世代画像フォーマットWebP画像がアップロード・使用できるようになりました。
WebPとは
ブロックウィジェット(変更)
外観のウィジェットがブロックエディタのようなUIになりました。
リストビュー(変更)
ページの構造を見ることができるのですが、以前の簡易的な表示から左に大きく表示されるようになりました。
カーソルを合わせるとハイライト表示され、クリックすると編集ができるようになります。
デュオトーンフィルター(新規追加)
画像のフィルター加工ができるようになりました。テンプレートの他にカスタマイズでその他の色も使用できます。
PDFのプレビュー表示(変更)
pdfのリンク表示から、中身のプレビュー表示に変わりました。
幅は変更不可、高さは自由に変更できます。
ブロックエディタツールバー(変更)
ツールボックス内のツールが追加、変更になりました。
ブロックエディタ(新規追加)
「デザインカテゴリ」、「テーマカテゴリ」、「ウィジェット」に15個のブロックが新しく追加されました。
ブロック名 | 説明 |
---|---|
サイトロゴ | サイトのロゴを表示 |
サイトのキャッチフレーズ | サイトのキャッチフレーズ(description)を表示 |
サイトのタイトル | サイトのタイトルを表示 |
アーカイブタイトル | アーカイブのタイトルを表示 |
投稿カテゴリー | 投稿のカテゴリを表示 |
投稿タグ | 投稿のタグを表示 |
クエリーループ | 投稿、固定ページ、カスタム投稿の一覧を表示(表示形式は変更できる) |
投稿タイトル | 投稿や固定ページ、その他の投稿タイプのタイトルを表示 |
投稿コンテンツ | 投稿や固定ページの内容を表示 |
投稿日 | 投稿の日付を追加 |
投稿の抜粋 | 投稿の抜粋を表示 |
投稿のアイキャッチ画像 | 投稿のアイキャッチ画像を表示 |
ログイン/ログアウト | ログイン・ログアウトのリンクを表示 |
投稿一覧 | 最近の投稿の一覧を表示 |
固定ページのリスト | 固定ページのリストをリンク付きで表示 |
名前から少しわかりずらいクエリーループについて解説していきます。
クエリーループ
投稿、固定ページ、カスタム投稿の一覧を表示することができます。
選択して埋め込んだ後にオプションが右のサイドバーに表示され、投稿タイプ、並び順、先頭固定表示の投稿を選択できます。
また以下3つの絞り込み機能があります。
- カテゴリー
- 投稿者
- キーワード
カラムブロック(変更)
右のサイドバーよりテキストカラーと背景色を変更できるようになりました。
テーブルブロック(変更)
テキストの色、背景色を任意の色に変更できるようになりました。
まとめ
WordPress5.8より新しく追加されたデュオトーンフィルターはIE11で対応していないCSSのfilterを使っており、photoshopやillustratorを使わずとも画像の加工が簡単にできるようになりました。
WebP画像もIE11では非対応の技術になります。
IE11非対応を皮切りに今後のWordpressはより簡単にリッチな表現が増えていくと思います。
ただし、IE11要件のある案件・サイトでは表示崩れ、動作異常の可能性があるので最新のバージョンは使用せずにWordpress 5.7を使用することをおすすめします。
(最新のバージョンにしつつ、IE11が対応していない機能だけ管理画面から消す方法もあります。)
過去バージョンはこちらよりダウンロードが可能です。